2004年07月02日

龍時02−03

10代で単身スペインに渡り、リーガデビュー、初得点を決めた前作から、今度はべティスへレンタル移籍し、激しいダービーマッチや怪我、新しい恋、そして日本に凱旋しての日本代表とのフレンドリーマッチなど、実際に龍時がそこにいたのではないか、実在する人物なのではないか?と思うほどリアルに描写されています。

実際に観るよりも想像できる楽しみも小説ならでは。 だけど、こんなに臨場感が出せるものか?ってぐらいすごい!とことんはまる。

龍時02‐03龍時02‐03
販売元 : Amazon.co.jp 本
価格 :
[タイトル] 龍時02‐03
[著者] 野沢 尚
[種類] 文庫
[発売日] 2005-05
[出版社] 文藝春秋

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2004年07月01日

龍時03−04

第3弾。アテネ五輪代表に選ばれた龍時が世界の強豪を相手に戦います。読んでる途中に今、目の前で日本代表の試合を見ているかのような感覚に陥りました。
こんなに、サッカーという「スポーツ」を言葉で表現できた作家っていないんじゃないか? 色々な視点からサッカーを捉えていて、自分のサッカー観戦する際の見方も変わった作品。

ただ残念なのは、この作品の続きを一生見られない事だ。続きが読みたい。 けどそれは叶わない。。。サッカー界にとって偉大な人を亡くしてしまった。残念でならない。
野沢さんはこの「龍時」によって、サッカーの魅力を余すことなく世に伝え、それによって目の肥えたサッカーファンを増やし、サッカーを文化として定着させることに間違いなく貢献したと思う。この作品の著者である野沢尚さんにありがとうを言いたい。

龍時 03‐04龍時 03‐04
販売元 : Amazon.co.jp 本
価格 :
[タイトル] 龍時 03‐04
[著者] 野沢 尚
[種類] 文庫
[発売日] 2006-05
[出版社] 文藝春秋

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2004年04月29日

遠い太鼓

村上春樹氏が「ノルウェイの森」「ダンスダンスダンス」を執筆した頃のヨーロッパ滞在記。面白おかしい長期ヨーロッパ旅行記ってな感じです。旅に対する、妻に対する、国に対する、飯に対する、ワインに対する日々の呟きが笑えます。

ドイツ人・・・世界一旅行好き。タフな装備をしている
カナダ人・・・世界一暇
オーストラリア人・・カナダに次いで暇そう
イギリス人・・・顔色が悪い
北欧人・・・ドイツからタフさをとって、空想的にした感じ
フランス人・・・すばしっこそうで、皮肉っぽい顔つき
イタリア人・・・食べること、喋ること、女を口説くことを除けば、あまり一生懸命に何かをやるってことない

こんな感じで、いろいろな国(特にイタリア人)について語っている文章を読むだけでおもしろい!!

ルーズで陽気で、郵便局など公務員の仕事っぷりは最悪で、人生を楽しんでいるイタリア人を痛烈に批判??文句???を言いながら、でも実は結構気に入ってそうな。イタリアがなんで成り立っているのか不思議に思うし、すごく笑える。俺は絶対イタリアに住みたくないね(笑)

こんな風に旅をしながら生きていきたいと思わせる一冊。ちなみにハードなたびが好きな方には雨天炎天を薦めます。

[タイトル] 遠い太鼓
[著者] 村上 春樹
[種類] 文庫
[発売日] 1993-04
[出版社] 講談社

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2004年04月28日

裁判長!ここは懲役4年でどうすか(北尾 トロ)

裁判って本当に人間ドラマなのね・・・ってことを考えさせてくれつつ、楽しめる裁判傍聴記。裁判の様子が面白おかしく書かれていて思わず笑ってしまうようなレポートが続くが、本人たちは切実にマジメに裁判と向き合っているだけに、やはりリアルは一味違います。まさに人間ドラマ。

読むと裁判を傍聴してみたくなる。

裁判なんて遠い存在だと思ってたけど、傍聴するのは誰でも簡単に、行けばできちゃうわけで、被告も人間なわけで、裁判官も人間で、そんな裁判所の人間模様が痛快に描かれている。

とても面白く興味深い読み物ではあるけれど、いささか軽率な内容もあるので、裁判という厳粛な場でそういうふざけた雰囲気なのは許せないという人や知り合いが裁判に…な人は読まないほうがいいかも。



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2004年04月27日

夢で会いましょう

村上春樹と糸井重里が、一つの単語からインスピレーションを得て、描写するという企画として面白い本。シゲキを受ける、中々もってウキウキさせてくれる本。

村上春樹と糸井重里の物語が、最初はやっぱりそれぞれの文章がまったく違うな〜と思っていたが、読み進めるにつれて混味一体となって、じんわりとした世界を作る。

次は二人で交換日記のように物語を創り上げてほしい。ぜひ読みたい。


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2004年04月26日

若い読者のための短編小説案内(村上春樹)

村上春樹が第三の新人といわれていた戦後に出てきた作家の短編小説を何編か解説するというもの。『村上春樹』の小説ではみれない彼の一面、小説に対する彼の考え方、ディセンシー、そういったものがわかる面白さがある。

もちろん紹介されている作家の小説にも興味をそそられます。よし今度、この作家の本を読んでみるかという気になる。

村上春樹が語っているだけに、そうかと思い過ぎてしまうが、こんな風に読むことも出来るという「誰かの読みの結果」として読むのがベターだと思う。間違ってもこういう風に読まなければいけないというものではない。

大学のゼミでの討論や演習の授業を思い出して、少し懐かしい気持ちになった。そして、授業と違って、作家は同じ作家の作品をこういう風に分析するのか〜とおもしろかった。文学の血が騒ぐ人、文学系の学科に興味のある人向けか。間違っても普段小説を読まない人が、これを読んでも「よし、本を読もう!」とは思わないと思う。

本を深く読みたいけれど、どう読めばいいんだろう?って人にはおもしろいだろう。


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2004年04月25日

手紙(東野圭吾)

映画にもなった作品。人と人との繋がりを痛感する。

誰も責めることができないのに、どうしても抜け出せない負のスパイラル。優しい兄弟がはまってしまった暗い泥沼が、どうしようもなく切ない。びっくりするような展開が待ち受けているわけではないが、淡々と語られる展開で現実の重さがのしかってくる。

あまり書くと展開がバレバレになってしまうので、詳しいことは省略するが、切れない縁、愛など痛いくらいの切なさが突き刺さってきて、久しぶりに小説を読んでいて胸が熱くなった。



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2004年04月24日

言いまつがい(糸井 重里ほぼ日刊イトイ新聞)

仕事の帰りに「何か柔らかい読みものを」と手にとって帰宅…
あまりにもナイスな「言いまつがい」の数々に笑いすぎて涙が出た。

すべてがおもしろいわけではなく、好みによってはネタでしょ?というのも少なくない。しかし、ツボにはまってしまうと、ヒーヒーと大爆笑して、お腹がよじれること間違いなし。

冒頭に編集部からのお願いとして「『言いまつがい』は、不特定多数の人々が集まる場所、真剣さが必要な場面などでは読まないでください。」と書いてあるのを、たいそうな、と思ったけれど、正しいご注意でした。

最強の脱力系文庫本。これは良いストレス解消になった。


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2004年04月23日

そのときは彼によろしく(市川拓司)

親子愛、友達愛、それから恋愛。
いろいろな形があるけれど、愛の大切さ、素敵さという根本的なことをかんじさせるような作品。市川さんの作品だけあって、『今、会いにゆきます』と世界観が似ている気がした。

すごく綺麗な世界観で、読後感は悪くない。ちょっと狙いすぎ、できすぎなストーリーという気はするが、読んでいて優しい気持ちになれる。また、映画の予告編で見た、水槽の綺麗さからイメージが広がったのものよかった。

正直、友愛や恋愛のほうは、事件らしい事件は何も起こらず、ずっと仲良いのかよ!と個人的にはいまいちだった。それを補うだけの素敵な親子愛がこの話に少しの深みをもたらしてくれた。まぁ詰め込みすぎで、広い読者を狙いすぎと言えば元も子もないが…

やっぱ小説はハッピーエンドじゃなきゃ!という人には、ストーリーもスムーズだし、すっきり、さわやかに読めるのでいいのではないかと。ただ「花梨」が長澤まさみというのはイメージと合わないな…


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2004年04月22日

中国行きのスロウ・ボート(村上春樹)

村上春樹の最初の短編集。20数年前に書かれたとは思えない、新鮮で洗練された文章。

シュールな設定に心魅かれ、全体を貫き通す「静寂感」が程よい心地良さとなっている。ちょっとした喪失の様な、何かが欠けた違和感を読んでいて感じた。

「僕たちは何処にもいけるし、何処にもいけない」というように村上春樹のこれからの作品に芯として貫いているものの原点がある。おもしろい短編集。どの話も長編でもう1回読みたい。それぐらいどの話も世界が広がっていく。



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2004年04月21日

悪意(東野 圭吾)

被害者の友人の手記と加賀刑事の推理・記録を中心に話はすすんでいく。

二人の視点でストーリーが流れ、二転三転するめまぐるしい展開は一度読み始めるとなかなか途中で止めることはできなかった。

犯行を隠すトリックにまずおどろいた。こんなトリックの方法もあるんだと関心。本を読む人だけが楽しむことができる、本ならではのおもしろいトリック。と思ったら、犯人が見つかった後の謎解きがまた最高におもしろい。

本、文章というものを完全に理解し、それを逆手に取った作品にただただビックリ&脱帽。

最高におもしろいのでおすすめ。きっと最初は誰もがだまされると思う。だまされる快感。本棚に眠っていたのだけれど、なぜこんないい本があったのか記憶にない。不思議な幸運だった。



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2004年04月20日

重力ピエロ(伊坂 幸太郎)

これはなんか読もうかなという人にはお薦め。

読みやすいし、登場人物も掴みやすいキャラだったので面白かった。また、伊坂作品の別の話に出ていたキャラクターが普通に脇役として出てくる。

また、話のつながりがスムーズですらすら読めた。冒頭と最後の共通するフレーズは後味をかなりいいものにしていると思う。ただ、内容としては読んで速攻結論が読めるようなストーリー。それでも、読ませるのは文章のリズムのよさや寓話の豊富さだろう。あとは文体の軽さもある。

頭も使わず、さらっと読めて、文句なしの爽快感。手軽に読める1冊。


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2004年04月19日

夜のくもざる(村上春樹)

『意味』だとか『論理』だとかそんな堅苦しいものを一切取り払った、体中の力が抜けてしまうような短編小説に溢れてます。言葉のリズムと言葉遊びに満ち溢れた、いい意味で『中身のない』本。

村上春樹の遊び心が詰まった、愛すべき一冊。


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2004年04月18日

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(下)(村上春樹)

彼の独特の世界観を前面に押し出した最初の一冊と言ってもいいかもしれない。この作品は特に物語の一貫性を強く感じる。

ハードボイルド・ワンダーランドと世界の終わりが交互に展開され、少しずつ少しずつリンク。

「完全」な世界はそれ自体が「不完全」でどこか歪んでいるというような表現が世界の終りでは頻繁に出てきた。このストーリーも同じ事が言えるのではないか。

物語の最終部分は最高。
僕の感情の描写が克明で美しく、悲しい。


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2004年04月17日

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉(村上春樹)

「世界の終わり」と「ハードボイルドワンダーランド」の二つの話が平行して進んで行き、それが徐々にリンクしていく。

村上春樹らしい描写とファンタジックな設定。先の読めない展開にハラハラして読み進められたし、双方の主人公が無意識下で干渉しあうところも読み応えあり。

とりあえず、この本を読むこと自体が文字通り左脳と右脳の同時進行を見ているみたい。

まだ上巻なので、どこでどう繋がるのか、とても楽しみ。



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2004年04月16日

Jクラブ歴代ユニフォーム完全カタログ 西日本編(中山淳)

こちらにはあの横浜フリューゲルスも載っている。それだけで、読む価値あり!?

どちらの本にも、外国人選手や、基本布陣、成績、監督などが載っていて、それを見ているだけで懐かしい気持ちになれる。

自分の贔屓のチームが載っている巻は当然おもしろいし、Jリーグ好きならそれ以外の巻もしっかり楽しめる構成になっている。

まぁちょくちょく間違いがあるのと、GKユニやサードが載っていないのはページ数の関係で仕方ないのかな。


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2004年04月15日

Jクラブ歴代ユニフォーム完全カタログ 東日本編(中山淳)

こっちは札幌から湘南までの16クラブを収録。
袖スポンサーが省略されていたり、セカンドユニの絵が小さすぎてよくわからなかったり、本文中に背中側のデザインについて表記があるのに背中側の絵が無かったりするけど、とてもおもしろい本!!よくこういう素晴らしい本を作ってくれたと思う。

さらにお願いするならば、雑誌大きさにして、見開き1ページにホームユニがすべて載ると、変化が見やすくてより好きな1冊になりそう。

このような本が出てきたことは、一サッカーファンとして大変素晴らしいと思うし、思い出を振り返る人にとっても、新しいファンにとっても勉強になって良いと思う。

まぁミスも少なくないけれど、次に改訂版とかで「完全カタログ」が「完璧カタログ」になってくれれば文句なし。


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2004年04月14日

蹴りたい背中(綿矢リサ)

情景や感覚描写が細かく、主人公の感情が非常に伝わってた。しかし、彼女が、閉鎖的な僻みを丸出しにしているため、あまり感情移入をすることができなかった。それ以上に、「ありそう」と思えるところもほとんどなかった。

ただ俺なんかが言うのはおこがましいが、全体に物を書くセンスはすごく感じられた。芥川賞に選ばれるだけはある。身の丈にあった(無理に背伸びしていない)内容だし、読みやすい。そして、ところどころの描写がオシャレ。

「蹴りたい」のシーンは、けっこうハッとした。幼い愛情を若い作家が書いているのに、あの青春時代の渦を巻くような、とらえどころのない愛、恋というような幼い愛情をうまく「背中を蹴りたい」と表現していてここはとても共感できた。暴力を振るいたいわけではないし、好きかも分からない。でも、背中が蹴りたくなる。

ただ上でも言ったように登場人物の誰にも共感はできなかったし、ちょっとすっきりしない内容だった。



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2004年04月13日

ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉鳥刺し男編(村上春樹)

すべての年代がつながり、クロニクルが完成する。

物語のすべてに想像するだけでは、人生待っているだけでは、少しもいいことなんて起こらない。そして、行動したからといってすべてがハッピーエンドになるわけではない。未来なんて何が起こるかわからないもの。気がついたら来週から山奥でかつらを作っているかもしれない。

そして人との出会いで運命が好転する場合もあれば、間宮中尉のように底のない地獄に突き進んでいったり。

誰にも届かなかった笠原メイの手紙を俺らは読むことができたり、一人一人の人間の動きを、ねじまき鳥がねじを巻いて動かしている世界のすべて見ることができる。そういう意味で、あたかもねじまき鳥の世界の神のような視点ですべてを見ることができる。

俺はアヒルの人たち。マジメに生きていても、氷の上ですべって、転んでもまぁそんなこともあるさ。人生には待つときと動くときがある。本人とは関係ないところから、悪いこともいいことも現れる。

そして人間は綿谷ノボルのように悪をもった悪でもあり、笠原メイのように純粋で汚れのない残酷さももち、オカダトオルのように何もない強さももっている。

それは戦争という特異な状況であっても、現代であっても、動物園であっても、カツラ工場であっても。



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2004年04月12日

ねじまき鳥クロニクル〈第2部〉予言する鳥編(村上春樹)

井戸の中は「時間軸としての井戸」であり、「自己を深く知る意味での井戸」であるのだろう。ノモンハンにつながる井戸もあれば、自分自身も知らないオカダトオルに触れるために、井戸にもぐることが必要だったのだろうな。

名前はただの記号でしかなく、その記号にしばられている限り、真実は見えてこないのかもしれないし、自分の「顔」を知るためには、人の顔をたくさん見て、客観的な基準を構築する必要があったのかもしれない。

今までは「ねじまき鳥」がねじを巻くことで動いていたオカダトオルの世界。ねじまき鳥がいなくなり動きを止めていた世界が、オカダトオルが活動をすることによって動き始めた。

そして、第3部へつづく。


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