2008年05月12日

眠りの森/東野圭吾

加賀恭一郎シリーズ第2弾。バレリーナと刑事の恋。

加賀さんが男を見せてておもしろい。クールなイメージの加賀がとても人間くさく、男らしい一面を見せてくれる。

悲しいミステリーであり、恋愛小説の要素もある。

加賀刑事と美緒の今後が気になってしまう。

ラストも胸があったかくなった。加賀シリーズが好きになる1冊。




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2008年05月09日

誰か/宮部みゆき

逆タマでリッチな生活をしている男性が、ひょんなことがきっかけで、自転車事故で他界した中年男性の身元を調べていく。

その過程で奇妙な人間関係が見え、数々の謎が浮上してくる。

徐々に謎が解かれていく綺麗な展開だけれど、ちょっとミステリーとしては物足りなさを感じた。

結論もあっけなさすぎてちょっと物足りない人もいるかもしれない。

印象に残ったのは以下のセリフ。

「男と女はね、くっついてると、そのうち品性まで似てくるもんだよ。だから、付き合う相手はよく選ばなくちゃいけない」

確かに似てくる気がする。最初は変だな〜おもしろいな〜不思議だな〜と思っていても、いつも間にか自分も同じ感覚になっている。

ただ似るから人を選ぶのではなく、自分で選んだ結果似てくるのだと私は思う。


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2008年05月04日

私が彼を殺した/東野圭吾

加賀恭一郎シリーズ第5弾。本作も、最後まで犯人が誰なのか断言されておらず、読者が犯人が誰なのかをつきとめることが出来る作品。

というか突き止めないと、犯人がわからない作品。

「どちらかが彼女を殺した」より難しいといわれているらしい。

私は当然まったく犯人は分からず…

袋とじを読んでも分からず…

インターネットで調べてもよく分からず…

こういう作品は読み手も、必死に読むからたまにはおもしろい。ただ前もって、まえがきなどで「犯人は書かれていませんので、自分で推理してください」みたいなことがあると、最初から必死に読めるからいい気がした。

私みたいに気楽に読んでいる人は、すっきりせずにもう1回読み返すはめになるから。

というわけで、読んで犯人が分かった人は、私にもわかるようにやさしく教えてください。


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2008年05月01日

太陽の塔/森見 登美彦

森見登美彦、衝撃のデビュー作。

簡単に言うと、京大の変な男たちのしょーもないお話。

妄想を繰り返していく…、それがキモおもしろい!?

童貞大学生にとってはバイブルではないでしょうか。

もちろんそのほかの方には「面白い本」として成り立つと思います。

くっだらないことや妄想を古めかしい言葉で、かつ婉曲的に表現していて、非常に無駄が多い。一本調子なのでちょっと途中でかったるくなる。

いや〜素晴らしい


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2008年04月26日

人のセックスを笑うな/山崎ナオコーラ



タイトルにひかれて読んだわけではありません。

嘘です。

作者の名前にひかれて読みました。コーラ好きには外せない作家でしょ!

嘘です。

永作さんが映画で演じているから惹かれました。

ちょっと本当です。

温度を感じる文でした。

触っているから気持ち良いのではなく、
触っていると考えるから気持ち良い

とか

どんな顔、体型、性格が好きとか要するに自分の心にはまる形を探していたけれど
ユリを好きになってから気が付いた。
心にはまる形があるのではなく
ユリという形に合わせて
心がすっぽりはまる

とか

世界観がとてもよかったです。

本当です。

タイトルでわたくしが期待したような場面はほとんどなくて、逆によかったです。

ちょっと嘘です。


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2008年04月18日

空中ブランコ/奥田英朗

直木賞受賞作品。マイイメージでは直木賞=単純におもしろい。

本作も直木賞受賞作らしく、電車で読んでいて、ニヤニヤしてしまいました。ニヤニヤしすぎて、前の女子高生に変質者に間違えられました。合言葉はもちろん「それでも僕はやってない」

閑暇休題。

それぐらいくだらなくて、笑ってしまう。はまる話が1話はあるはず。

精神科医・伊良部のもとを訪れるちょっぴりへんてこな患者たち。そしてその治療にあたるだいぶ変な伊良部医師。

伊良部のキャラは堅苦しく考えずにオープンな感じですごくいい。そういうキャラだから、本当に人が心を開きそうな気がするし、バカなことしても許してしまいそう。

前作よりさらっとした感じ。面白いんだけれど、アクが弱くなった?毒気が抜けた?

明るい気持ちになれる1冊。


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2008年04月13日

嘘をもうひとつだけ/東野圭吾

短編のミステリーが好きならば読む価値があると思う。加賀恭一郎のファンなら尚更おすすめ。

短編だけに特殊な環境で起こる殺人ではなく、リアルで生活で密着した話が多い。トリックも複雑なものではない。

すべての作品で一捻りあるが、短編集の宿命で内容はそれほど濃くなく、ほどよく面白いかんじ。

東野圭吾の本を読んでみようかな〜とか、長編より短編がいいなという人はちょうどいい1冊かもしれない。

まぁ彼は長編もおもしろいが、短編もおもしろいということです。



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2008年04月08日

チーム・バチスタの栄光(上)(下)/海堂尊

病院に関係している私でも、用語や病名やそれぞれの役割がちょっと難しいなあって思った。専門用語とか…私がバカなだけ?

ただ医療用語なんかもたくさん出てきますが、特に知識はなくても違和感なく読めるように出来ていた。私もちゃんとわかったから大丈夫。

結局、専門知識を得るには、花粉症と足の怪我で病院に通っているだけではダメなのかもしれない。病院でバリバリ働ける頭があれば…

論理展開、強烈なキャラクター、バチスタ手術の謎の連続死の原因究明に動く第三者…。そして現在の医療界にもメスを入れている。

前半の上昇志向がなくて、いつも手を抜ける場所を探してる田口センセに親近感を感じ、キャラの濃い白鳥に圧倒されながらも魅力を感じる。白鳥は最初はすごくイライラしっぱなしだったのだけれど、いつの間にか魅力を感じてしまっていた。

「このミステリーはすごい!大賞」は簡単に言えばただの新人賞なので、個人的にはそれほど期待してないし、いい作品は少ないとは思うが、これは粗削りながらおもしろい。

続編も読みたくなった。





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2008年04月06日

いま、会いにゆきます/市川 拓司

心から感動した。というか切なすぎて、涙が溢れた。

こんな温かい家族を築き上げていけたら幸せだろなという思いと、こんな別れは絶対に体験したくないという2つの思いに揺さぶられ続けた。

誰かを愛し、誰かに愛されること。

それは、一種の奇跡みたいなことなのだろう。

あなたは、出会ってしまったんですね。離れても、離れても、必ずまた逢ってしまう。

悲しくもピュアな物語。

そして、個人的には二人の出会い、卒業後の関係、結婚の時期、子どもに「王子」と呼びかけるところまで怖いぐらいに私たち夫婦とそっくりだった。だからこそ感情移入しすぎてしまって、妻の体調が心配になってしまった。皺くちゃになるまで一緒にいたいと思った。

当然、自分たちの関係は物語ほど美しく、輝いているわけではなく、平凡な人間である。ただ、欠けているパズルの1ピースを埋めてくれるような「自分たちのための作品」がすべての人にとってあるとすれば、間違いなくこの作品は私たちにとって、その1つであると思う。


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2008年04月03日

それでもボクはやってない/周防正行

普段、映画は全然見ないけれど、気になっていたので見てみた。裁判のありかた等様々なことについて考えさせられた。いい作品。

自分の力でどうにもできないことへのやるせなさとか

それでも正しいことを正しいと言い続ける強さとか

人を信じることのまっすぐさとか

胸に響きます。

それにしても、どこまでが事実(現実に即している)なのか無知は私にはわからないが、こんな状況ではいつ冤罪で捕まってもおかしくないな。男だから主人公にすごく感情移入してしまって、痴漢を訴えたもん勝ち的な状況を感じてしまった。苦しんでいる女性もいるのは事実だが。

そして陪審員制度はどうだろうと改めて考えさせられた。例えば痴漢事件の犯人が「江頭2:50」かたや「キムタク」ってだけで心象が大きく違うと思う。(えがちゃんごめん!私は大好きだよ)そして痴漢事件なら男性と女性で感じ方が大きく違うだろうし。例えば被害者が過激な衣装で出てきても印象は大きく違うだろうし…

そして植草教授や田代まさしのように過去の件がある人が、次に痴漢でつかまった冤罪事件の裁判の陪審員になったとき、冷静に、客観的にその事件だけで判断できる人間がどれだけいるのか。

所詮、本当に人が人を裁くなんて無理なのだろう。

俺は痴漢だけはしないで生きていこう。


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2008年04月01日

東京奇譚集/村上春樹

すべての偶然に意味があるとは思わないけど、その人にとってとても大切な偶然は確かに存在する。

日常の中にともすれば埋没しそうな非現実。

それは普段は見えないありのまま現実が、別の形をとって現れただけなのかもしれない。

その境界線を端的に描写できる村上の淡々とした描写は絶妙。

いろいろおもしろかったけれど、村上春樹が描くゲイの話を読めて満足。


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2008年03月27日

アジア「罰当たり」旅行/丸山 ゴンザレス

笑える1冊。

旅行に行って、究極にハチャメチャを実際に行った内容が書かれている。1つ1つのエピソードがわずか数ページがまとめられていて読みやすい。さらっとちょっとの時間で1話ずつ読める。

旅行の際に役に立つかどうかはともかく、バカなエピソードを楽しめる人は一読の価値あり。

ただいろいろ飛び込んで体験はしているが、そんなに「罰当たり」なことはしてない感じ。

自分探しと称して旅をする人は多い。だけど自分は自分。探してみたって見つかるもんじゃない。見つけるというより、旅を通じて自分の本能がむき出しになっていくと言ったほうが正しい。

というあとがきがよかった。自分で一歩を踏み出して、頭ではなく体でいろいろな国を感じたからこそ書ける文章。

単純におもしろかった。


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2008年03月25日

どちらかが彼女を殺した/東野圭吾

最後まで犯人は明示されず、読者に犯人当てをさせるという珍しい形態。

タイトル通り、犯人は2人のどちらかなんだけど、最後まで全然わからなかった…ていうか読み終えてもわかってなかった(笑)

私のように推理小説を「読んで楽しむ人」にはすっきりしない終わり方だけれど、「解いて楽しむ人」には読みがいがあるのではないか。

ぜひ読んでみて、誰がどうやって殺したのかわかったら教えてください(笑) 


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2008年03月22日

コンセント/田口ランディ

人の死によってもたらされる生への認識。

奇怪な死を遂げた兄によって特殊な能力ともいえる感覚が芽生えた主人公。

コンセントが世界をつなぐ
生きることに敏感になる。繊細になる。

読みやすくておもしろかった。


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2008年03月18日

卒業―雪月花殺人ゲーム/東野圭吾

加賀刑事初登場。それだけで読む価値がある作品。

面白いストーリーだが、私は茶道の知識が皆無だったので、丁寧にルールが図で示されていたけれど、それでも殺人トリックが難しすぎ。何度も確認しながら読みましたが、それでも理解に苦しんだ。

しかしながら、十分に面白い作品であることに間違いはない。

この作品を読むと、今後の加賀恭一郎を見る目が変わると思う。


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2008年03月13日

予知夢/東野圭吾

『探偵ガリレオ』の続編。

個人的には「探偵ガリレオ」より温かみがある気がして好き。

理系の私にとって、いちいち解明の鍵が理系的思考、つまり結果の裏には必ず原因が潜み、きちんとしたロジックが成り立つという思考のもとに話が展開するところが面白かった。やっぱりロジックが大切だよね、何事も。まずいまずい、こういう小説を読むと理系の、科学者の血が騒いでしまう。

って、私は生粋の文系だった…

まあこじつけに思えなくもない部分は多々あったが、ドロドロせず痛快に読み終えることができる点で、好感が持てる作品だと思う。

容疑者X〜も読みたい。



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2008年03月10日

床下仙人/原宏一

本屋さんで「この本がおもしろくなかったらほかにお勧めする本はありません!!!」って強気な感じに書いてあったので、読んでみました。

現代のカフカかどうかは、よくわかんないけどおもしろかった。

エンターテイメント性があるのでサクサク読める。
しかし、その背景に潜む当世サラリーマンの現実を考えると、なるほど。簡単には笑い飛ばせないという感じ。

日本のビジネスマンの生き様を背景にしたブラックユーモアがいい。でも、我が身を振り返ると痛いところをつかれたかんじ(笑)





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2008年02月27日

天国で君に逢えたら/飯島夏樹

映画「Life〜天国で君に逢えたら」の原作だと思って読んだら違った。

手紙屋HEAVEN から始まる感動にやられました。

ただ作者のバックグラウンドがあるからこその感動であり、「飯島夏樹」を知らずに読んでいたら、それほどでもないかもしれないが。

そういう「生き様」まで含めて、味わえる、味わってほしい1冊。

実際にガンと闘った飯島さんだからこそ書けた作品なのだろう。
生きるってどういうことなのか。

奥様の後書きに涙…


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2008年02月23日

探偵ガリレオ/東野圭吾

東野さんなので、人間の感情描写なども期待してましたが
殺人トリックが面白い、という感じの内容でした。

ただ東野圭吾の作品にしては、アイデアに対する練りが足ず、薄っぺらく、荒削り感は否めない。

設定としてはおもしろいのだけどな…

でも、ドラマをちょこっと見たけれど、ドラマよりはおもしろい。

続きがあるようなので、どんどん魅力が高まっていくことに期待。


ラベル:東野圭吾
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2008年02月18日

ふしぎな図書館/村上春樹・佐々木マキ

羊男のかわいい挿絵が印象的な1冊。

客観的に書いても本質が伝わらないから寓話なのか。

分かりやすくするために寓話なのか。うーん。

こういうものを書くセンスがすごい。

どんなことを読み取るのか。それは各々ってこと?

私はドーナツが食べたくなって、ミスドへ車を走らせました。


posted by はなちゃん at 21:19| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | BOOK | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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