2008年12月27日

灰色のピーターパン―池袋ウエストゲートパークY/石田衣良


ちょっとダレてきた感じがしていたIWGPの第6弾が出ました。

今回はそんな思いをいい意味で裏切られた。次はどんなトラブルに巻き込まれるのか予想がつかないところが面白い。しかも、今作はどの編も救いがありいい感じ。

その時代を映したトラブルと一気に読める軽さ。そういうジャンルとしては王道ですね。




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2008年12月23日

ララピポ/奥田英朗


映画がやるというので読んでみた。

内容を全く知らなかったが、めちゃくちゃエロい小説。9割がたSEXがらみ(笑)それでも読ませるのは、エロさの中にバカさと爽やかさが感じられるからだろう。

「考えるだけ無駄か。どの道人生は続いていくのだ。明日も、あさっても」

人生なんてエロと劣等感とエロと虚栄とエロとバカとエロでできているようなもん。そんなに崇高な、神聖なものじゃないんだから肩の力抜こうぜと思ってしまった。

もとから一生懸命じゃないグウタラ人間に悪影響を与えた1冊(笑)


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2008年12月14日

ナイチンゲールの沈黙/海堂 尊


バチスタの続編。

楽しみにしてたけども…ベストセラーの映画化同様、ベストセラーの続編は難しい。

医療ミステリーじゃないし、白鳥さん前ほど活躍しないし、医療事故?事件?ではまったくなく、ただの殺人事件だし、前のとくらべて現実離れしているような設定。

まぁおもしろかった。ただ、マンネリ化しないための展望も含めた上での今作なのだろう。

『ジェネラル・ルージュの凱旋』への期待も込めて星3つです!


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2008年12月10日

下北サンデーズ/石田衣良

下北沢を舞台にした青春小説。石田衣良の街モノはハズレなし。やっぱりすごく青春だった。年齢は関係ない。

こんなに夢中になれることがある人は羨ましい。

オチが簡単に読めるけれど、その明快さがいい。雰囲気として、「ドラマを石田さんの作品でやりたいので、明日までに1本書いてもらっていいですか?」ぐらいで石田衣良がさらっと考えたぐらいのサクサク感。

主人公はドラマでは上戸あやだったらしいけれど、個人的には宮崎あおいって感じがした。どうでもいいけれど…


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2008年10月14日

陰日向に咲く/劇団ひとり

とても健全な感じで、優等生的な小説だったように感じた。

劇団ひとりが書いたということを意識しないで読めば、なかなか面白い作品と思っただろう。

ちょっと伊坂幸太郎に似た作風で、そうやって意識して比べて読むとやっぱり見劣りしてしまった。ちょっとつながりとかに厳しいところもあるし。

ただ、劇団ひとりの頭の良さや器用さはよく伝わってくる。

悪くない1冊。気軽に読めて、楽しめて、おもしろい小説だった。



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2008年10月01日

サッカーボーイズ13歳―雨上がりのグラウンド/はらだ みずき

少年たちが、チームメイト、大人たちとの関わりの中で、サッカーを通し、悩み、葛藤し成長していく。

スポーツ漫画にありがちな圧倒的な能力を全員がもっているわけでもなく、世界に羽ばたくわけでもなく、大きく出すぎずに、みんながみんな等身大の小学6年生で悩みも挫折も、希望も憧れも年相応でそこが魅力的。

背伸びしすぎない、でも最後はやってくれる!というような爽快な気持ちの良い物語。

サッカーって、スポーツって楽しいものだよな!だからサッカーをするときも、見るときも楽しまないと!!


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2008年09月03日

容疑者Xの献身/東野圭吾

予知夢と探偵ガリレオと比べて、『容疑者Xの献身』は大違い。群を抜いて面白かった。

当然私にはトリックが読めるわけもないぐらい練られていたし、何より今まで薄かったドラマ性が前面に押し出されていた。

読んでいて、気持ちの葛藤が味わえた。そして、全ての意味を知った時、愕然とした。

人情的なものが大きいので、感情移入して読む人には合うだろうけれど、トリックを解くことに中心をおく論理的な人には合わないとかありそう。

まぁ本当にガリレオシリーズへの評価がこの作品でガラッと変わった!この1冊のために今までの2作品が伏線としてあったと考えれば納得できる。

映画化されるようですが、テレビシリーズ同様、主役級の人たちに違和感ありまくりなんだよな…今回の映画の石神も全然イメージ合わない…


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2008年08月30日

時生/東野圭吾

生まれてきた環境が恵まれていないとか、周りが分かってくれないとか。

それでも人は配られたカードで精一杯やるしかない。

拓実のダメさにイライラさせられるし、途中少し中だるみしたが、読後感は暖かいものだった。

ストーリーも展開も新しさは何もない。ありきたりの話で、最初に思った通りの結末を迎える。

それでも読ませるのは文章のうまさもあるのだろうし、愛・親子・恋人・命と普遍的なテーマで、読み手一人一人に合わせて、それぞれ何かを感じさせて、残してくれる作品だからだろうな。

普通なのにおもしろくて、引き込まれて、一気に読んでしまった。


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2008年08月22日

西の魔女が死んだ/梨木香歩

全てが普通なのだけれど、なかなか体験できない暮らしを描いている。

生と死・愛情・自然といったものの美しさ、清々しさが心に染み込んでくる作品。

楽な環境を求めることを悪いことと考えている孫に対して

「シロクマがハワイより北極で生きるほうを選んだからといって、誰がシロクマを責めますか。」

当然のこと、伝えたいことをこういうオシャレでスマートな言葉で表現できるのって好きです。自然描写もうまい。

夏の夜に心地良い本。

ただ大人が読んだら「子供に読ませたい良いお話」と思い、子供が読んだら「ふーん」と思いそう(笑)


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2008年08月01日

愛がいない部屋/石田衣良

10の短編から成る作品。

どの話も高層マンションの住人に関わるお話。
どの話も読みやすくて、気軽に読める感じが素敵。

でも、心が温まるって言うよりは、悲しみに暮れる話の方が多かった。恋愛は幸せや楽しみと同じくらい、それ以上に悲しみや切なさを持ち合わせているものだ。

いつから、伝えたい人に、伝えたい気持ちを素直に言えなくなっちゃうのかな。

最後の名越さんの解説がすごくよかったです。


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2008年07月29日

セカンドウィンドT/川西 蘭

たしか前にナオ(石川直宏)がホームページでいい本だよと紹介していて気になっていた本を読みました。

主人公の隣にいるように主人公の息遣いとか、風をきる爽快感、達成感みたいなものを感じられる。

自転車が好きな方だけじゃなく多くの人に、自転車というスポーツを通して成長していく主人公を見てほしいと思える作品。

これから物語がどうなっていくか、洋はどう自転車や、登場人物達と関わっていくかがとても楽しみになる小説だった。続編が楽しみ。

2008年7月10日には続刊がでた。
http://pureful.jive-ltd.co.jp/index.html

と思ったら延期になったらしい…早く続編が読みたい!!


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2008年07月22日

DIVE!!(上)(下)/森絵都

映画化される本。

飛び込みに青春を捧げる3人の少年を軸に展開されていく物語。

なんか飛び込みって身近にないスポーツだから技いっぱい出てきてもあんまり想像がつかない部分もあった。でも、普通に楽しく、試合の場面ではドキドキしながら読めた。

飛び出しから入水までの刹那の瞬間と言ってもいいぐらいの短い、その一瞬にかける気迫や、苦悩、喜びが伝わってきた。

スポーツもので大切だと思う、テンポの良さや臨場感があり、一気に読み進めてしまう、引き込まれる作品だった。





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2008年07月10日

ブルータワー/石田衣良

現在と高さ2キロのビルに納められた完全な階層社会である未来を行き来するSF。

いくら文明が発達しても人の命の重さと人の愚かさは変わらないみたい。差別とか格差とか権力とか、現代の問題の縮図を一つの塔とその世界に詰め込んだ話。

SFってあまり読んだことがなかったのだけれど、設定が細かくリアルで、妙にあり得そうな気がしてきた。石田衣良の文章も含めて、SFもおもしろい!と思った。

救いのあるラストもすっきりしていいが、おもしろかっただけに、もっと詳しくラストを書いて、読んでみたい気持ちもある。


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2008年07月06日

ナイフ/重松清

学生時代の感じを思い出した。

親に言えないし、そんなの見せたくない。

そんな自分認めたくない。

一番近いはずの親にだってかっこつけたい。

ださい姿なんか見せたくない。

胸の奥がギュっとなる。

そんなコトもあったなと。

あとがきを読んでから、いろんなものが繋がった


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2008年07月01日

オシムの言葉/木村元彦

この本を読んで、改めて考えた。

イビチャ=オシムという人間がいかにすばらしかったか。

そして、それを失った今の日本サッカー界の未来を。

「そういうものから学べたとするなら、それが必要なものになってしまう。そういう戦争が…」

戦争が生み出すものなど何もない。オシムの姿勢がよく表れた言葉だと思う。影響されていないはずはないのは分かっていても、認めてはいけないものがある。

今まで漠然と感じていたオシムの言葉の深さが、背景を明らかにし、知っていく中で、さらに重みや深さが増したような気がする。

そんなオシムに愛され、指導してもらった千葉、日本はなんて幸せなのだろう。

惜しむらくは、オシムさんにもう少し日本代表の素地を作ってもらえたら、世界で類を見ないスタイルの日本サッカーが確立されていたかもしれない。

ぜひ病気を克服して、またベンチに座っているオシムが見たい。

ユーゴ3部作完結ということで、『悪者見参』『誇り』もおすすめ!


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2008年06月17日

死神の精度/伊坂幸太郎

人が死ぬ1週間前に、死神は“人”として現れて調査を行う。
その人間が本当に死ぬべきかどうか。

あまり凝った展開というよりは、あっさりした表現に終始一貫していてスマートな作品。短編だからなのかな?

伊坂作品は全く異なるストーリーがどこかで繋がっていたりする構成になることが多いのですが、今回も例外なくそうなっているので、一粒で二度おいしい作品にしっかりなっています。

作品内でもリンクしていて、短編がつながり、長編のような感覚も味わえます。

ツッコミどころがけっこうある緩めの作品なので、楽しく、さらーっと読める。

んで、映画化に際しては「千葉さん」は、すべて一人の役者が演じるのだろうか?それだけで雰囲気が違ってくる気がするが…『アヒルと鴨〜』同様、映画がすごく気になるのは伊坂作品映画化の基本だな〜。


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2008年06月12日

きよしこ/重松清

吃音の少年が青年になってゆく過程で繰り広げられる短編集。

転校の多い中、時には、いじめられ、受け入れられ、淡い恋をし…。


なぜか、少年があまりに少年らしく、加えて吃音故に飲み込んだ思いの数々に共感する。


ヒーローが居るわけでもなく

絶対的な救いがあるわけでもなく

ただ、自分と向き合い少しずつ乗り越えていく少年の姿がよかった。

やっぱりこの人は、ずしんとくる心の痛みや、人のあたたかさを良く描ける人だなーと実感しました。


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2008年06月11日

長い長い殺人/宮部みゆき

登場人物たちの財布たちによる独白という形式を取っているお話。

刑事の財布から始まり、強請り屋、目撃者、少年、探偵、死者、旧友、証人、部下、犯人、再び刑事の財布として物語は閉じる。

財布の観点からの話の流れはとても面白かったし、読みやすかったので一気に読めました。

殺人事件に関わっていく人が、独自の視点の中で、組み合わさっていく手法は素晴らしいものがある。

これを読んでから自分の財布を大切にするようになったとか、ならないとか…


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2008年05月20日

エイジ/重松清

中学2年の夏、エイジの住む桜ヶ丘ニュータウンで連続通り魔事件が発生した。
エスカレートしていく反抗、噂でもちきりの教室、ついに捕まった犯人は同じクラスのアイツだった。

リアルな中学生の心の動き。こころの葛藤を現代的な言葉で、テンポ良く進んでゆく作品。重松清は本当にリアルに表現している。自分の周りのつながりに影響されやすく、しかし自分らしさを求めて必死にもがき苦しむという、思春期における少年の繊細な心理描写がとても上手い。



エイジは「負けてらんね〜よ」ってつぶやきます。

世の中、思う様に行かないのが普通

だから、

「負けてらんね〜よ」


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2008年05月15日

閉鎖病棟/帚木蓬生

陰々鬱々としてる話なのに読み終えたら爽やかな気分になった。

内容は非常に重たいながらも、目を背けず読み続けると、生きる意味なんかを考えさせてくれると思った。

ただ正直、俺には合わなかった。ただ感動のラストシーンを読んだ今なら、途中の読み進めるのが辛い大部分もがんばって読み進めてよかったなと思うかも。


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