2009年05月19日

悪魔のエレベーター/木下 半太



最後のどんでん返し。

おもしろい!!!

ミステリー小説、サスペンス小説として読むと、ちょっと足りない部分が気になるけれど、舞台をイメージしてその脚本として考えるととてもおもしろい。頭の中で映像ができあがるような作品。

ちょっとチャレンジな感じで読んでみたけれど、またひとつ素敵な出会いがあった。シリーズがあと2冊文庫で出ているので、2冊分楽しみがあるのも幸せ。

ちょっとダークなのがいいです。




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2009年05月11日

セカンドウィンドU/川西 蘭



出版が延期され、待った。待ちわびた。待ち焦がれた。待望の第2巻。

今回の話の流れは洋の心の葛藤が大きなポイントに。昔のようにがむしゃらになれない自分、停滞している自分を肯定してしまう弱さ。そしてそれを乗り越える…

読んでいる間、自転車の世界に魅了されぱなし。無理だけれど、自転車に乗りながら読みたい。ただ自転車に乗らなくても風を感じられる。自転車乗りたい!と思う。

もっともっと長くなっていいから、レースのシーンとか詳しく味わいたいと思う。そして、あわよくば映像化してほしい…映画やドラマに十分耐え得る作品だと思う。

3巻も出るのかな?楽しみだな〜




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2009年04月30日

家族の言い訳/森 浩美



作詞家の書いた短編集ということで、わかりやすい物語が多かった。

まあまあでした(笑)
すごい面白いわけでもなければつまらないわけでもなかった。

わかりやすく、感動系の話を有名人が書くと売れ、評価されるもんだよね。

良く言うとわかりやすくシンプル。悪く言うとストーリーはいいけれど、人物描写が力不足。感情移入するほど、登場人物像ができあがらなかったので、泣くほどのものではなかった。いい話だな〜って。

個人的には薄っぺらい感動話が多かった気がする。

家族が死んだり、病気になったり、失業したり、蒸発したり…極限の不幸と対比すれば、希望や強さがガンガンに浮き出るのはある意味当然。なんて斜めに物事を見てはいけません。

すごく有名な作詞家さんみたいなので、そっちに専念していれば…

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2009年04月26日

40―翼ふたたび/石田 衣良



40歳の吉松喜一は17年勤めた大手広告代理店をやめ、すったもんだのあげく、なげやりにフリーランスプロデューサーとして会社を興す。

IWGPの40代バージョンみたいな感じ。

そんなにいろいろうまくいくわけないじゃん…って気持ちはこっちに置いておいて、人のためにがんばって、それがいい方に進んでいく爽快感はとってもいいですね。

「人生終わりと思っていたら、40歳が始まりだった。」

歳をとるのもそんなに悪くないかもね。





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2009年04月21日

ジェネラル・ルージュの凱旋/海堂尊



バチスタシリーズ第三作目。救急医療現場の光と影。ミステリー感はないけれど、臨場感たっぷりで面白い。

ただただ速水がカッコイイ。

速水部長に収賄の疑惑が持ち上がり、田口委員長が調査に乗り出すというストーリー?

が、速水部長を中心としたICUでの嵐のような闘いの場面の疾走感にぐいぐいひきつけられる。緊急医療のスピード感も感じられる。

そしてバチスタのときと同様に、現代医療の問題点を中心に、悩める現場の人々を描いている。倫理と理想をすり合わせることは、どの現場でも難しい問題なのだろう。

「ナイチンゲールの沈黙」とストーリーが同時展開する。そして、この本の前に「螺鈿迷宮」も読んどくと理解度がさらに上がると思う。この2作はそれほどおもしろくなかったけれど、それを知ったら読みたくなる人はいるだろう。なんて商売上手。







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2009年04月14日

ジョッキー/松樹 剛史



小説すばる新人賞を最年少で受賞したジョッキーの話。

競馬に興味がある人、騎手が好きな人は読んだら楽しいかも。

競馬のことはリアルに書かれていると思うし、レースシーンも臨場感あって楽しめる。って競馬界のことは全然分からないけれど、競馬を見る程度の人なら、読んでいて違和感はない。

話の流れとしてはありきたりなんだけれど、登場人物たちが個性的で変化があるし、読んでいて飽きない。

まぁ騎乗依頼が飢えるほどこないのに、たまに乗るときっちり結果を出すらへんが…それだけ技術があるのに騎乗依頼が来ないのは、小説だから仕方ないのか。

この人の作品はもうひと盛り上がりほしいところで終わるのがもったいないな〜

ジョッキー (集英社文庫)ジョッキー (集英社文庫)
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[タイトル] ジョッキー (集英社文庫)
[著者] 松樹 剛史
[種類] 文庫
[発売日] 2005-01
[出版社] 集英社

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2009年04月08日

クライマーズ・ハイ/横山 秀夫


日航空機墜落事件に関する小説だと聞いていたので、どんな内容かと思って読んでみたら、文句ないおもしろさ。命の重さ、メディアの役割、組織の中での争い…

予想していたのは飛行機の方の話かなと思っていたけれど、それを報道する側の話だったのでびっくりしたが、ジャーナリズムの真髄を描き、人と家族との絆も見事に浮き上がらせる、とてもいい作品だと思う。

筆者が元記者で、御巣鷹山の墜落事故にも、当時記者として関わっていたとのことから納得。

信じた道を進むことと、悔いなく生きるって似ているようで、相容れないものがあるような気がした。




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2009年04月01日

眠れぬ真珠/石田 衣良




45歳の版画家女性と28歳の男性の恋愛話。終わりの見えている恋愛がとても切ない。

よくあるパターンの恋愛を描いた小説だが、陳腐にならず、美しい印象を残したのは、作家のしっとりした文体に心を掴まれるからだろう。

そして45歳の独身女性の心情表現がすごくリアルで切なく描かれている気がした。自分も独身でも女性でも45でもないから本当にリアルなのかはわからないが…

だんだんかたまってきている石田衣良のイメージをいい意味でくつがえすような作品。これを読んだらまた読もうと思う人も少なくないぐらいいい作品。

個人的には少し「気合い」を感じてひいてしまう部分もあったり、村上春樹のノルウェーの森的な方向性を意識しているのかなとか思ったりする部分もあったが、作品としての良さは間違いない。

必要があるのか、ないのかわからない細かくねっとりした性的描写が多いのは、いつもの石田衣良っぽいけれど。奥田英郎の明るいエロとは正反対の路線。





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2009年03月24日

きみの友だち/重松 清


「きみ」という人称で話が進んでいくので、最初、誰が語っているのか、語られているのかがいまいちよくわからなかったが、それにさえ慣れればとてもおもしろい話。

特に大きな事件が起こるわけではないけれど、すごく地味で、本当にすぐそこで起きていること、または自分に起きたことだったりして、身近なぬくもりを感じながら読める。

じんわり温まるすばらしい本でした。

ただこういうものに感動している、大人感覚になっている自分にも気づかされた。本当に友達関係で悩んでいる中学生や高校生はこういう本を読んで、どう思うのだろう。


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2009年03月21日

螺鈿迷宮 上下/海堂 尊


「チームバチスタの栄光」のような展開を期待せずに、切り離して考えれば、終末医療のひとつの発想としてはおもしろく読めるのではないか。

前2作で名前だけ出ていた「氷姫」がついに登場し、医療もギャグにする感じは十分読める作品。ただ作家さんとしての力とか文章のうまさはあまりないので、目新しい内容と発想を楽しめばOK?

ナイチンゲールの沈黙もそうだけれど、次の「ジェネラルルージュの凱旋」を楽しむために、ぜひ読んだほうがいい1冊。ただ「ジェネラルルージュの凱旋」がとてつもなく面白いかと言えば、それはまったく別のお話。

作品の内容とはまったく関係ないけれど、この程度の文章量で上下巻にわけるのは…たくさんお金がほしいのでしょうか。





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2009年03月18日

爆笑問題の戦争論―日本史原論/爆笑問題


日清戦争から始まり太平洋戦争までの流れを漫才形式で解説。

爆笑問題の漫才好きだし、日本史が全然な私にはわかりやすく、おもしろい1冊だった。

まぁ本当は全然笑えないし、おもしろいできごとではないのですけれどね。


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2009年03月09日

流星ワゴン/重松 清

親子、家族って世の中で一番単純で、しかも複雑で、時にはやっかないな存在だなと思った。相手を思っていて、でもそれがウザくて、でも嬉しくて…

生きていく道はいろいろな道がある。その道を選ぶのも自分。

大切なものはあとから気がつき、気がついたときにはすでに帰らないものになっている。でも、そこから先をどう進むかも選ぶのは自分だ。

単純なハッピーエンドでないのも良いところ。ファンタジーチックな内容に現実感をしっかりと持たせて、訴えかけてくる。


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2009年03月05日

空飛び猫/アーシュラ・K. ル・グウィン

村上春樹の訳ということで購入。

羽の生えた4匹の子猫達を描く「空飛び猫」シリーズ第一弾。

翼をもつ兄弟猫の冒険の話。

人間と猫が互いに興味を持ち、少しずつ距離を縮めていって最後に優しい手に撫でられている、その猫の表情がかわいい。

猫もいいかも。


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2009年02月24日

かもめ食堂/群 ようこ


フィンランドのヘルシンキを舞台としたほのぼのした物語。

内容自体はすごいメッセージ性があるとかじゃないし、なんとな〜く進んでいくんだけど、そういうのが好きだからすごい心地よく読めた。

とにかくほっこりしました。

Pascoの超熟のCMのパンはおいしそうだな〜と思っていたけれど、このかもめ食堂とのコラボだったらしい。そういうことを知っていたらもっと、おいしく楽しめた気がする。

癒し系の1冊。


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2009年02月17日

延長戦に入りました/奥田 英朗


モノマガジンで連載していたエッセイの文庫本。

いろいろなスポーツにちゃちゃ入れている感じの1冊。大爆笑ってよりはたまに「ふふふっ」って笑いがこみあげてくる感じ。

スポーツ好きな人なら共感?できる部分も少なくないはず。時代は感じるが。

笑いたいなら「伊良部シリーズ」の方がおすすめかな。


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2009年02月09日

日本野球25人 私のベストゲーム


名選手たちが「自分で選んだ」ベストゲームを語った本。

文を読んでいてその場面が思い浮かび、頭の中でイメージできる。さすがナンバーという感じがする。

多くの人が食いつきそうな試合ではなく、選手がベストゲームを選んでいる点が面白い。

イチローは高校時代の県予選。

江夏は2軍での試合。

かと思えば長嶋や松井はあの10.8だったり、選手の個性もおもしろい。

それぞれが裏にどんな思いがあったのか、その試合の意味などを語っている。あまり見る機会が減っているが、野球には歴史があり、その分たくさんのドラマがあったな〜と感じた。

さして需要がなさそうなのに出版する文芸春秋に感謝。やっぱナンバー好き。

この本を全ての野球ファンに読んでもらいたい。そしてサッカーバージョンも読みたい!


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2009年02月02日

闇の子供たち/梁 石日


タイにおける幼児売買春、臓器売買の話。ちょっと気分が悪くなるほど。

全てが狂っている。けれど、それが現実。

フィクションとなっているけれど、きっと現実とそれほど離れいていない。いや、現実の方がもっとヒドイのだろう。

見ようとしないと見えない現実だけれど、見て、知ったからといって何をしていいかもわからないような問題。

映画もあるらしいけれど、これはちょっと本か、映画のどちらかでいい感じ。知るべき内容だろうけれど、そう何度も味わう必要がない重い作品です。


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2009年01月27日

パコと魔法の絵本/関口 尚


T.i.E.様で以前映画が紹介されていてすごく気になっていたので、文庫本で読んでみました。

最初はちょっと読みにくく、なんだこの話は〜と思っていたけれど、途中からドンドン話に引き込まれていき、最後は感動した。

登場人物が変で最初はイライラ(笑)するぐらいなのに、登場人物もユニークで面白く思えてくるから不思議。

少女パコだけでなく、その他の登場人物のストーリーにもうるうる来てしまいます。

心がほんわかして、目はうるうる。

無理やりな、急すぎる展開もあるが、本当に感動するいい話でした。主演の子もかわいいし、映画も見てみたいな〜


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2009年01月18日

カフーを待ちわびて/原田 マハ


カフーとは沖縄の言葉で「果報」「幸福」という意味。ブラジル代表のカフーとは何の関係もありません。たぶん。

海へと続く白い道、ガジマルの木、珊瑚の石垣…

いいな与那喜島。住みたいな。本の世界で沖縄を満喫しました。電車から降りで、寒さにびっくりするぐらい本の世界にはまってしまった。

誰か家と仕事を紹介してください!


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2009年01月10日

魔王/伊坂幸太郎


う〜ん…読みやすいし、テーマとしてはおもしろいのだけれど、いまいち現実感がない。それ以上に人物描写がらしくないぐらい浅い気がする。雑な扱いだし…

もしこの作品で、政治へのこと、思想のことを伊坂幸太郎が本気で読者に考えさせようとして書いたなら、大衆を見下し過ぎだと思う。なんか一人で作者が突っ走っちゃって置いて行かれた感じがする。

そして宮沢賢治の引用の仕方が気に入らない。なんかさ。

題材はおもしろそうだったから、期待したのだけれど…どうしちゃったの伊坂幸太郎!?

読んでて思ったのは、『20世紀少年』っぽい。ありえないけれど、何がどうなっているかはすごく気になる!みたいな。

これがすごく深い作品に仕上げてくるか、どうか。はやく、続編モダンタイムズが読みたい。



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