2007年10月19日

グラスホッパー(伊坂幸太郎)

解説では『グラスホッパーは、伊坂幸太郎が初めて書いた正統の「ハードボイルド」小説』と書いてある。うなづける。

自殺屋、殺し屋、押し屋、劇団。殺し屋の話。鈴木、鯨、蝉。三人の視点の場面が並行して進んでいく。どれをとっても残酷な組織であるにも関わらず、伊坂がかくからヘビーな感じはしない。

この作品では得意な比喩的表現・ユーモアはグッと抑えて、ストーリーを綴ることに注力してるように思う。バッタよろしく、伊坂幸太郎が今後大きく飛躍した時に、跳躍の前にバネを縮めて力を溜めてたと作品と、位置づけされるんではないかと期待したい。

岩西の「人間だけだぜ。逃げるように死ぬのは偉そうじゃねえか。どんなに酷い環境に置かれたって、動物は自分からは死のうとしねえよ。自分たちが生き残るために、他の動物がどれだけ犠牲になったか知ってるからだ。人間ってのは、傲慢だよ」

説得力あるセリフだと思った。

全編ダークな雰囲気が漂いますがラストは割と晴れやかで読書後は割と気分が良い。

「死んでるように生きたくない」
「生きてるように生きたい」

生きるってなんでしょう。

グラスホッパーグラスホッパー
販売元 : Amazon.co.jp 本
価格 :
[タイトル] グラスホッパー
[著者] 伊坂 幸太郎
[種類] 文庫
[発売日] 2007-06
[出版社] 角川書店

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ラベル:BOOK
posted by はなちゃん at 23:40| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(1) | BOOK | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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