2009年04月01日

眠れぬ真珠/石田 衣良




45歳の版画家女性と28歳の男性の恋愛話。終わりの見えている恋愛がとても切ない。

よくあるパターンの恋愛を描いた小説だが、陳腐にならず、美しい印象を残したのは、作家のしっとりした文体に心を掴まれるからだろう。

そして45歳の独身女性の心情表現がすごくリアルで切なく描かれている気がした。自分も独身でも女性でも45でもないから本当にリアルなのかはわからないが…

だんだんかたまってきている石田衣良のイメージをいい意味でくつがえすような作品。これを読んだらまた読もうと思う人も少なくないぐらいいい作品。

個人的には少し「気合い」を感じてひいてしまう部分もあったり、村上春樹のノルウェーの森的な方向性を意識しているのかなとか思ったりする部分もあったが、作品としての良さは間違いない。

必要があるのか、ないのかわからない細かくねっとりした性的描写が多いのは、いつもの石田衣良っぽいけれど。奥田英郎の明るいエロとは正反対の路線。







posted by はなちゃん at 22:20| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | BOOK | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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